火星は地球のすぐ外側をまわっている「外惑星」です。約2年で太陽の周りを公転して
いるので地球から見る火星は、星空の中をどんどん移動しているように見えます。
外惑星が地球にもっとも接近する時を「衝(しょう)」逆に太陽の反対側に位置する時を
「合(ごう)」と言っています。言うまでもなく衝の時期が、外惑星を観察する好機で、距離
が近いので表面の様子まで観察できるほか、ほぼ一晩中夜空に見えているので好都合
です。 衝になってから次の衝までの期間のことを、「会合周期」と言いますが、火星の場
合は約780日です。
火星は太陽系の中でも地球に似た環境をもっています。北極と南極には氷もあり、昔は海や川があったのでは、と考えられています。また、太陽系最大の火山、オリンポス山をはじめとする火山もたくさんあります。これらはすべて活動を終え、活火山はありません。表面の温度は、真夏の赤道付近でも昼は0℃、夜は-70℃、極地方では-120℃です。この温度やうすい大気があり、四季も見られることから、火星には生物がいるのではと考えられましたが、1976年にバイキング1号が着陸して調べたところ、生物はいないことがわかりました。
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